WordPressのSSL化(https化)は、Googleの検索順位にも影響する重要なセキュリティ設定です。
しかし、設定を間違えると
- 「サイトが真っ白」
- 「リダイレクトループ」
- 「混在コンテンツ」
など、さまざまなトラブルが発生します。
この記事では、SSL設定時によくあるエラーをFAQ形式で整理し、具体的な修正方法と関連ページへの内部リンクをまとめています。
目次
WordPressのSSL化で起こる主なエラーやトラブル
1. サイトが真っ白になる
WordPressをSSL化した直後にサイトが真っ白になるのは、主に設定の不整合が原因です。
WordPressアドレスとサイトアドレスのURLが一致していなかったりすると、
ブラウザが正しくページを読み込めず真っ白になります。
2. 無限リダイレクトループ
.htaccessに書いたhttp→httpsへのリダイレクト設定が重複して無限ループを起こしたりします。
3. 「この接続ではプライバシーが保護されません」エラー
サイトのSSL証明書に問題があるか、正しく認識されていないときに表示されます。
たとえば、証明書が期限切れだったり、別のドメイン名のものを使っていたり、まだサーバー側でhttps設定が反映されていない場合などです。
4. 画像やスクリプトがhttpのまま(mixed content)★★★
ページ本体はhttpsで表示されているのに、内部の画像・CSS・JavaScriptファイルがhttp経由で読み込まれているため、ブラウザが「安全でない要素を含む」と判断してブロックしてしまうものです。
5. SSL証明書が反映されない
サーバー側の設定や反映待ちの状態に原因があります。
多くは、SSL証明書を正しく発行・設置しても、DNSやキャッシュの影響でブラウザが古い情報を参照していることが理由です。
SSLエラー・https化できないときのよくある質問(FAQ)
URL設定の不一致が最も多い原因です。
「一般設定」内の WordPressアドレス(URL) と サイトアドレス(URL) を
どちらも「https://」に統一してください。
リダイレクト設定の重複が原因です。
.htaccess またはリダイレクト系プラグイン(Really Simple SSLなど)が
二重に転送を設定している場合に発生します。
サーバーでSSL証明書がまだ有効化されていない可能性があります。
ConoHaやXserverでは「無料独自SSL設定」から再発行してください。
mixed content(混在コンテンツ)エラーです。
以下のプラグインで簡単に修正できます。
- Really Simple SSL
- Better Search Replace(http → https 一括置換)
キャッシュまたはDNS反映の遅延が原因の場合があります。
ブラウザキャッシュを削除し、
1〜2時間後に https:// でアクセスしてみましょう。
SSL化が反映されない時のチェックポイントまとめ
Cookieやセッション情報がhttpのまま残っている可能性があります。
シークレットモードでアクセス、または以下をwp-config.phpに追記してください。
define('FORCE_SSL_ADMIN', true);WordPressのSSL設定を安全に行う方法(おすすめ手順)
- サーバーでSSL証明書を有効化
- WordPressのURLをhttpsに変更
- mixed contentを修正
- リダイレクトループを解消
- SSLプラグインで保護を自動化
WordPressのSSLエラー・トラブルを防ぐポイント
- サーバー側で自動更新をONにしておく
- キャッシュ系プラグインをSSL化後に再設定
- .htaccessを二重書き換えしない
- 常時SSL化後にGoogleサーチコンソール・Analytics設定をhttps版に変更
WordPressのSSLエラー・https化できないとき関連リンク集
SSL化トラブルの多くは「設定の二重化」か「mixed content」に起因します。
まずはURL統一 → .htaccess確認 → プラグイン整理の順に対応することで、ほとんどのケースは自力で解決できます。

















