CentOSのサポートが終了してざわつくOSS界隈ですが、それでもローカルサーバーなどは当面の間はCentOSのままでも大丈夫ですね。
WordPressも5.9辺りから各種プラグインがPHP7.1のサポートをしなくなってきました。
今回は、コマンドを使ってPHP7.1から7.4へアップグレードする方法を解説します。
目次
PHP7.1からアップグレードする方法
コンソール(コマンド)でアップグレードしていきます。
$ sudo yum remove php* -y
まず、今はいっているPHPのバージョンを全削除
$ sudo yum -y install http://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm
$ sudo vi /etc/yum.repos.d/remi-php74.repo
次に、PHPのリポジトリをインストールして
vi インサートモードにて
[remi-php74]にあるenabledの値を0から1に変更
保存して閉じます。
$ sudo yum -y install php
$ php -v
PHP 7.4.27 (cli) (built: Dec 14 2021 17:17:06) ( NTS )
PHPをインストールして
php -v でバージョンを確認する
$ sudo yum -y install php-mbstring php-gd php-mysql php-pdo
最後にWordPressを動かすのに必要なパッケージをまとめてインストールしておく。
PHP7.4をインストールして稼働したがエラーがでる場合
エラーの内容によりますが、
- Error ~dnf~
って出てる場合は、次のcommandで対処します。
sudo dnf clean allのコマンド
$ sudo dnf clean all
$ sudo rm -r /var/cache/dnf
$ sudo dnf upgrade
これでdnfエラー周りが解決する
simplexml_load_file エラーが出る場合
SimpleXMLがPHPの削除で一緒に消えてしまった場合は simplexml_load_file のエラーが出ますので
$ sudo yum install php-xml -y
$ php -i | grep -i simplexml
$ sudo systemctl restart php-fpm
$ sudo systemctl restart httpd
このコマンドを実行してインストールして確認と再起動します。
PhpMyAdminをインストールする方法
PhpMyAdminも消えていたら、下記作業を行ってインストールできます。
ここもコマンド使えますが、手間だったので手動インストールを行いました
PhpMyAdminのインストール手順
- 公式サイトからダウンロードします。
https://www.phpmyadmin.net/ - ダウンロードしたPhpMyAdminのファイル名をリネームします。
phpMyAdmin~数字~ → phpmyadmin - FTPS(FTP)でCentOSにアップロードします
アップロード先 var/www/html/phpmyadmin - config.sampke.inc.php のファイルを config.inc.php にリネームします。
- config.inc.php に下記行を付け足します。
- 保存したら再起動します。
- http:// IPアドレス/phpmyadmin へアクセスしてアクセスできればOKです。
$cfg['Servers'][$i]['AllowRoot'] = true;
$cfg['Servers'][$i]['extension'] = 'mysqli';
$cfg['DefaultLang'] = 'ja';
$cfg['LoginCookieValidity'] = 7200;
Php7.1の時にMysqlのID・PASS設定を行っていない場合はID・PASSを行っておきましょう。