WordPress引越しで失敗しない方法|復元前の注意点

WordPress引越しで復元前の注意点を確認し安全に進めるアイキャッチ

WordPress引越しで失敗しない方法は、復元ボタンを押す前に「戻せる状態」と「確認する順番」を決めておくことです。

サーバー移転やバックアップ復元は、作業そのものよりも事前確認で結果が変わります。ファイルやデータベースを上書きしてから慌てると、元の状態に戻すだけでも難しくなることがあります。

よこやま良平
よこやま良平

20年以上ITエンジニアとしてWordPressの制作・保守・復旧に携わっている、よこやま良平です。この記事では、復元前に確認すべき落とし穴を現場目線で整理します。

この記事で解決できること
  • WordPress引越しで復元前に見るべきポイントが分かる
  • バックアップを上書きする前の安全確認ができる
  • 移行後の真っ白画面・表示崩れ・URL不一致を防ぎやすくなる
  • 自分で続けるか、専門家へ任せるか判断できる

復元作業は「バックアップがあるから大丈夫」と考えがちですが、実際にはバックアップの中身、取得日時、復元先のPHPやMySQLのバージョン、ドメイン設定、SSL、パーマリンクなどが噛み合っていないと失敗します。

この記事では、WordPress引越しで失敗しないために、復元前に何を確認し、どの順番で進めればよいかを解説します。

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WordPress引越しで失敗しない方法は復元前確認が9割

結論から言うと、WordPress引越しは復元前に「現状保存」「バックアップ検証」「復元先確認」の3つを終えてから進めるべきです。

復元後に問題が出るケースの多くは、作業手順そのものよりも、復元前の見落としが原因です。上書きした後では、どの時点のデータが正しいのか分からなくなります。

復元前に現在の状態を必ず保存する

最初に行うべきことは、移行元と移行先の現在状態を別々に保存することです。バックアップを復元する前に、いま表示されているファイルとデータベースを残しておくと、失敗時に比較できます。

復元前に残すもの
  • 移行元サーバーのファイル一式
  • 移行元サーバーのデータベース
  • 移行先サーバーの現在のファイルとDB
  • wp-config.php、.htaccess、PHPバージョンなどの設定メモ
  • 作業前の表示状態が分かるスクリーンショット

バックアップの取得日時と中身を確認する

バックアップが存在していても、そのバックアップが正常とは限りません。古すぎるバックアップ、感染後のバックアップ、DBだけ欠けているバックアップでは、安全な復元になりません。

復元前には、バックアップファイルのサイズ、取得日時、含まれるフォルダ、SQLファイルの有無を確認してください。特にwp-contentだけ戻してデータベースを戻さない場合、記事や設定が噛み合わないことがあります。

注意点

マルウェア感染や改ざんが疑われる場合、バックアップ時点ですでに感染している可能性があります。その場合は、復元だけで安全になるとは考えないでください。

WordPress復元前に確認するサーバー設定

復元先サーバーの設定が移行元と違う場合、同じデータを戻しても表示エラーやログイン不可が起きます。

特にPHPバージョン、MySQLバージョン、SSL、ドメインの向き先、ファイル権限は先に確認してください。ここを飛ばすと、復元作業後に原因切り分けが難しくなります。

PHPとMySQLのバージョン差を確認する

古いテーマやプラグインを使っているサイトでは、移行先のPHPが新しすぎてエラーになることがあります。逆に、移行先が古いPHPのままだと最新プラグインが動かないこともあります。

復元前に、移行元と移行先のPHPバージョンをメモし、可能なら一時URLやテスト環境で表示確認をしてください。いきなり本番ドメインを切り替えるより、安全に問題を見つけられます。

復元前に確認する設定例

PHPバージョン
MySQLまたはMariaDBのバージョン
WordPress本体のバージョン
使用テーマと主要プラグイン
SSL証明書の状態
ドメインとDNSの向き先

wp-config.phpとデータベース情報を照合する

WordPressの復元でよくある失敗が、データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名の不一致です。ファイルを戻しても、wp-config.phpが移行先DBを指していなければ接続エラーになります。

また、テーブル接頭辞が違う場合も注意が必要です。移行元のSQLを入れたのに、WordPressが別の接頭辞を見ていると、初期状態のサイトのように見えることがあります。

やってはいけないこと
  • wp-config.phpの認証情報を外部サービスへそのまま貼り付ける
  • 移行先DBを空にする前にバックアップを取らない
  • 接頭辞を確認せずにSQLだけ流し込む

WordPress引越しで復元前に避けたい失敗

復元前の最大の失敗は、確認せずに本番環境へ上書きしてしまうことです。

作業中は「早く直したい」という気持ちが強くなります。しかし、戻す前に1つずつ確認する方が、結果的には復旧時間を短くできます。

URL置換を先にやりすぎない

ドメイン変更や一時URLでの移行では、データベース内のURL置換が必要になることがあります。ただし、置換範囲を間違えると、シリアライズデータや画像URL、管理画面URLが壊れることがあります。

置換前には必ずDBバックアップを取り、どのURLからどのURLへ変えるのかをメモしてください。作業後はトップページだけでなく、投稿ページ、画像、問い合わせフォーム、ログイン画面まで確認します。

URL置換前の確認
  • 移行元URLと移行先URLが正確か
  • httpとhttpsを混同していないか
  • 一時URLを本番URLへ戻すタイミングは適切か
  • 置換前DBを別名で保存しているか

キャッシュとSSLを後回しにしない

移行後に「表示が古い」「画像だけ出ない」「管理画面は見えるのに表側が崩れる」という時は、キャッシュやSSL設定が関係していることがあります。

サーバーキャッシュ、プラグインキャッシュ、CDN、ブラウザキャッシュを切り分けて確認してください。SSL証明書が未設定のままhttpsへアクセスすると、混在コンテンツやリダイレクトループの原因になります。

WordPress復元後に確認するチェックリスト

復元後は、トップページが見えただけで完了にしないことが大切です。

WordPressは、表側、管理画面、投稿、画像、フォーム、ログイン、メール送信など複数の機能が連動しています。最低限のチェックを終えてから、DNS切り替えや公開判断をしましょう。

表示と管理画面を分けて確認する

トップページが表示されても、管理画面に入れない、投稿編集でエラーが出る、画像が表示されない、パーマリンクが404になることがあります。

復元後チェック
  • トップページと主要固定ページが表示される
  • 投稿ページ、カテゴリーページ、検索結果が表示される
  • 管理画面へログインできる
  • 画像、CSS、JavaScriptが読み込まれている
  • 問い合わせフォームとメール通知が動く
  • パーマリンク設定を保存し直して404が出ない

セキュリティ面も同時に見直す

引越しや復元のタイミングは、古い管理者ユーザー、不要なプラグイン、弱いログイン設定を見直す好機です。

特に、復元前に不正アクセスや改ざんが疑われていた場合は、表示が戻っただけで終わらせないでください。感染済みバックアップを戻してしまうと、同じ問題が再発します。

WordPress引越し復元前のよくある質問

Q
バックアップがあればすぐ復元しても大丈夫ですか?
A

すぐ復元する前に、取得日時、中身、復元先の設定を確認してください。古いバックアップや感染後のバックアップを戻すと、別の問題が起きることがあります。

Q
復元後に真っ白画面になったらどうすればよいですか?
A

まずエラーログ、PHPバージョン、テーマ、プラグインを確認します。作業前バックアップがあれば、復元前の状態と比較しながら原因を切り分けられます。

Q
データベースだけ復元してもよいですか?
A

ケースによります。ファイルとDBの時点が大きくずれると、プラグイン設定、画像、テーマ設定が合わないことがあります。復元範囲を決める前に現状保存をしてください。

Q
自分で移行するか業者に頼むかの判断基準は?
A

バックアップ、DB、DNS、SSL、エラーログを自分で確認できるなら自己対応も可能です。売上や問い合わせに影響が出るサイト、感染が疑われるサイトは専門家へ任せる方が安全です。

WordPress引越しで失敗しない方法まとめ

WordPress引越しで失敗しない方法は、復元前に戻れる状態を作り、確認する順番を決めてから作業することです。

バックアップがあるだけでは十分ではありません。中身、日時、復元先設定、DB接続、URL、SSL、キャッシュ、セキュリティまで確認して初めて安全な移行に近づきます。

復元前の最終チェック
  • 作業前のファイルとDBを保存した
  • バックアップの取得日時と中身を確認した
  • 復元先のPHP、DB、SSL、DNSを確認した
  • URL置換前のDBバックアップを残した
  • 復元後の表示・管理画面・フォーム確認まで予定した

不安がある場合は、復元ボタンを押す前に一度止まることが大切です。壊れてから直すより、壊さない準備をする方がWordPress引越しでは確実です。

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この記事を書いた人

よこやま良平

こんにちは!20年以上ITエンジニアとして活動してきた
よこやま良平です。

Wordpress復旧やサイト修復、オンライン講座では
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評価は4.9/5.0と非常に高く好評です。

またWordPress、SEO、Officeなど25冊以上の書籍を出版しており、
売上ランキング1位を連続で獲得致しました。

その他これまでに3000以上のサービス・システム・サイトを作成。

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