今や、社会問題になっている「ブラック企業」。
2012年以降、毎年発表される「ブラック企業大賞」や、厚生労働省が公表する「ブラック企業リスト」も話題になっていますよね。
「働き方改革」も後押しして、ブラック企業に対する関心度も高まっていると感じます。
それゆえ、今まで普通だと思って我慢してたけど自分の会社ってもしやブラック企業なのでは?と感じている人も多いのではないでしょうか?
厚生労働省では「ブラック企業」に具体的な定義は存在しないものの、一般的なブラック企業の特徴として
- 極端な長時間労働やノルマ
- パワハラなど低いコンプライアンス意識
- 労働者に対する過度な選別
をあげています。
ブラック企業で働き続ければ、いずれ心身共に大きなダメージを受けることは確実。
逃げることをよしとしない風潮がありますが、社会復帰ができないような状態にまで追い込まれてしまう前に「逃げる」選択をして欲しいのです。
ただ、「ブラック企業」の定義が曖昧で、判断が難しいですよね。
ブラック企業の特徴、今すぐにでも逃げた方がいい会社の特徴をお話しますので参考にしてみてくださいね。
目次
ブラック企業とは?
一般的には、次のような特徴があればブラック企業の可能性が高いとされています。
- 極端な長時間労働・過重労働
- 過剰なノルマ
- 休日が少ない・有給が取れない
- 残業代・手当などの賃金不払い
- 最低賃金を下回る低い給料
- ハラスメント行為が常態化している
- 離職率が高い
「ブラック企業大賞」
ブラック企業大賞とは、 労働組合役員やNPO法人の代表などで構成されている「ブラック企業大賞企画委員会」が、
- 劣悪な労働環境をなくすため
- 安心して働ける環境をつくる
ことを目指し 毎年「ブラック企業」に当てはまる企業をノミネート、皮肉を込めて賞を贈る企画です。
過去2019年度のブラック企業大賞は?
過労自殺が相次いだ「三菱電機」が2年連続で受賞
労基法違反が問題視された「電通」
残業代未払い問題で話題となった「セブン-イレブン・ジャパン」
ちなみに、今まで表彰式に参加した企業はないとのこと。
ブラック企業リスト【2023年版】
ブラック企業リストとは、厚生労働省がホームページ上で公表している「働基準関係法令違反に係る公表事案のリスト」のことです。
労働基準法違反などで送検された1000社以上の企業の
- 企業名
- 会社の所在地
- 違反事案
が掲載されており、企業リストは毎月更新、1年間掲載されます。
ブラック企業リスト【2023年版】ブラック企業マップ
日本全国のブラック企業を地図で可視化した「ブラック企業マップ」も話題になっています。
厚生労働省が公表している「ブラック企業リスト」をもとに、日本全国のブラック企業を地図上でマッピングしたものです。
こちらは2019年12月末に閉鎖されました。
今すぐ逃げた方がいい!ヤバイ会社の特徴5選
ブラック企業大賞やブラック企業リスト、会社の評判サイトなどで表に出ているブラック企業は氷山の一角。
入社前にブラック企業かどうか判断するのは難しく、騙されて入社してしまう人が後をたちません。
次のような特徴があるならブラック企業の可能性大です。
- 長時間労働・残業が当たり前になっている
- 見合った給料が支払われない
- パワハラなど社内環境が悪い
- 社員の入れ替わりが激しい
- 精神論がまかり通っている
特徴1:長時間労働・残業が当たり前になっている
ブラック企業といえば「労働時間の長さ」が特徴的。
ある程度の残業、繁忙期の残業などは、どこの会社でも珍しくありませんし、残業自体は上限はあるものの法律でも認められている行為ですが
- 繁忙期・ 閑散期にかかわらず常に深夜近くまで残業させられるような多すぎる残業
- 過労死ライン(月80時間以上)の残業
が続くようであれば、ブラック企業といえるでしょう。
休日が少ない
法律では、年間休日数は最低105日と定められており、企業の平均的な年間休日数は、120日程度です。
- 休日が少ない
- 有給休暇が取れない
- 休日に呼び出される(上司から連絡がある)
- 冠婚葬祭であっても休暇を取らせてもらえない
休みが少ない上に、その貴重な休日は、日頃の長時間労働の疲労から、寝るだけで終わってしまうことに・・・
プライベートの時間がなくなるのは、精神的にツライのはもちろん、仕事を辞めたくても転職活動する気力すら奪われてしまいます。
特徴2:見合った給料が支払われない
安すぎる給料、残業代未払いなど、ブラック企業の場合は労働に見合った給料が支払われないことが多くあります。
残業代を払わない理由として「みなし残業」「変形労働時間制」「管理監督者」といった制度を悪用していることも多いです。
みなし残業
固定残業制度のこと。
残業代が最初から給料に含まれている。
変形労働時間制
1ヶ月以内の一定期間内で、週あたりの労働時間が40時間を超えない
ように調整する。
その期間内であれば1日8時間を超えても、残業代を支払わないでよい制度。
管理監督者
管理監督者に当たる労働者に対しては,残業代を支払う必要が無い。
また、ノルマを達成できなかったり、レジのお金が合わなかった時、お皿など備品を壊してしまった時などに、 自腹で購入を迫ったり、給料から天引きするケースも見られます。
これらは、労働基準法に違反する行為です。
特徴3:パワハラなど社内環境が悪い
ハラスメントには、パワハラ、モラハラ、セクハラ、マタハラなどの種類がありますが、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させる行為のことをいいます。
パワハラとは?
職務の地位や権力、能力など上下関係や力関係を利用した威圧的な行為のこと。
- 身体的な攻撃・・・暴行や傷害行為など
- 精神的な攻撃・・・脅迫行為・馬鹿にする・長時間にわたる叱責など
- 人間関係の切り離し・・・無視・回覧物を回さない・イベントに呼ばないなど
- 過大な要求・・・不必要な残業・休日出勤・過重労働・私的な用事を強要するなど
- 過小な要求・・・能力よりも程度の低い仕事をさせる・仕事を全く与えないなど
- 個の侵害・・・プライバシーの侵害・飲み会への強制参加など
パワハラとモラハラの違い
パワハラが、職場の上下関係を利用した威圧的な行為であるのに対し、 モラハラは、力関係を伴わない精神的な嫌がらせ行為のことをいいます。
同僚間や、時には部下から上司へ、そして家庭間でも発生します。
モラハラは、パワハラと違い加害者が明確な悪意を持っておらず、相手に精神的苦痛を与えていることに気づいていないケースが多いのも特徴です。
特徴4:社員の入れ替わりが激しい
- 常に求人している
- アルバイトの比率が高い
- 若い先輩社員が少ない
といったような会社は、ブラック企業の可能性大です。
「代わりはいくらでもいる」というスタンスで、使えない社員は不当解雇したり、故意に自主退職に追い込む、本採用前の試用期間と言って低賃金で働かせるなど、社員を使い捨てるようなブラック企業もあります。
特徴5:精神論がまかり通っている
ブラック企業では
- 感謝
- やる気
- 仲間
- 成長
- 気合い
- 根性
といったような言葉が使われることが多く、低賃金も長時間労働も、これらの言葉で正当化します。
仕事のやりがいを、やたらと強調している会社も要注意です。いわゆる「やりがい搾取」です。
やりがい搾取とは?
労働者に「やりがい」を強く意識させることによって
本来支払うべき賃金の支払いを免れる行為
テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、新垣結衣演じる森山みくりが言ったことでも話題になりましたよね。
今すぐやめた方がいい!心身の限界サイン5選
ブラック企業で働いていると、
・心
・からだ
に異常やサインが現れます。
どんなサインかと言うと
- 眠れなくなった
- 出勤前・出勤途中の体調不良が増える
- 原因不明の体調不良
- 体重の急激な増加・急激な減少
- 無気力
こんな症状が出たら要注意。具体的に詳しく解説。
1:眠れなくなった
ストレスと深い関係にあるのが「睡眠」。
極度のストレスは睡眠障害を引き起こします。
- 入眠困難・・・眠気はあるのに寝付くまでに時間がかかる
- 中途覚醒・・・夜中に目が覚めて、それから眠ることができない
- 早朝覚醒・・・起きる予定時刻よりも早く目が覚めてしまう
不眠などの睡眠障害が長く続くと、うつ病になりやすいといわれています。
2:出勤前・出勤途中の体調不良が増える
会社に行こうとすると頭痛や吐き気に襲われたり、通勤途中でめまいや腹痛に襲われることが増えてきたら、身体・精神が悲鳴を上げているサインです。
出勤前や、通勤途中に起こる体調不良の原因は、精神的な不安からくることも多いからです。
3:原因不明の体調不良
心身共に限界の状態が長く続くと、あらゆる体調不調を引き起こします。
- 極度の疲労感・倦怠感
- 頭痛・めまい
- 吐き気・腹痛
- 発疹・身体のかゆみ
- 便秘など
病院に行っても原因がわからない場合は、ストレスによって自律神経の乱れが生じている可能性があります。
自律神経は、一度乱れると回復させるのに時間がかかるといわれています。
4:体重の急激な増加・急激な減少
仕事や人間関係のストレスで
- 拒食症
- 過食症
といった「摂食障害」を引き起こすことがあります。
摂食障害は、ストレスや不安を「食」で解消している状態で、身体的な病気がないのに食事がとれなかったり、逆に食欲のコントロールができずに食べすぎてしまう病気です。
5:無気力
長時間労働やストレスによって「睡眠障害」が続くと、「脳疲労」の状態になります。
脳が疲労していると・・・
- 仕事の効率が悪くなる
- 仕事でミスが続く
- 休日も、脱力感に襲われて何もやる気が起こらない
- 何をしても楽しくない
このような「無気力」の状態が続くようであれば危険信号です。
長引くとうつ病に進行するケースもあります。
ブラック企業からは逃げてもいい!ヤバイ会社の特徴と心身の限界サイン5つまとめ
ブラック企業の見分け方のポイントは・・・
- 長時間労働
- 低い給料
- 社内環境が悪い
- 社員の入れ替わりが激しい
- 精神論がまかり通っている
特に、社長や上司が言うことは絶対!体育会系の会社は、体質が古くブラック企業の可能性が高いです。
過酷な労働環境で体を壊したり、命を奪われることも少なくありません。
- 眠れなくなった
- 出勤前・出勤途中の体調不良が増える
- 原因不明の体調不良
- 体重の急激な増加・急激な減少
- 無気力
このような心身の限界サインが出ている状態で、仕事を続けるのは危険です。
「嫌なことから逃げるな!」
「3年は続けないと何も見えてこない」
「今、辞めてもどこへ行っても通用しないよ」
なんて、周囲は言うかも知れませんが、身体を壊してまで働かなければならない仕事なんてありませんし、転職は当たり前の時代です。
ブラック企業に関しては、追い込まれ心身が病んでしまう前に「逃げる」のが正解です。
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