コノハサーバー編:WordPressバックアップと復旧ガイド!ハッキング被害からの完全復活手順

WordPressバックアップと復旧ガイド

インターネットの世界は便利である一方、さまざまな脅威が潜んでいます。

特に、WordPressサイトを運営している方にとって、ハッキングは避けて通れないリスクの一つ。

突然の攻撃に遭遇し、サイトが機能しなくなったときの不安や焦りは計り知れません。
しかし、そんな状況でも冷静に対処する方法があります。

本ガイドでは、コノハサーバーを利用しているあなたのWordPressサイトがハッキングされた場合の自力復旧手順を詳しく解説。

具体的なステップを追うことで、あなた自身の手でサイトを元の状態に戻すことが可能であり、復旧のプロセスを理解することで、今後のトラブルにも備えることができるでしょう。

このガイドを通じて、あなたの大切なサイトを守るための知識とスキルを身につけていただければ幸いです。

さあ、一緒に始めていきましょう!

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WordPressサイトがハッキングされた場合の影響

WordPressは非常に人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)ですが、その人気ゆえにハッカーの標的になりやすいですし、特に初心者は要注意。

ハッキングが発生すると、サイト運営者や訪問者にさまざまな影響が及びますので、以下に、具体的な影響を詳しく説明しますので、対策を練っていきましょう。

データの損失と漏洩

ハッカーがサイトに侵入すると、データベースにアクセスできるようになり、以下のような問題が発生しますが、厄介なものばかりです。

  • ユーザー情報の漏洩
    名前、メールアドレス、パスワードなどの個人情報が盗まれる可能性が高い。
    特に、パスワードが暗号化されていない場合、ハッカーはそれを悪用することができます。
  • コンテンツの改ざん
    サイトのコンテンツが変更され、誤った情報が表示されることがあります。
    これによって訪問者が混乱し、信頼を失う原因となります。
  • データの削除
    重要なデータやファイルが削除されると、サイトの運営に大きな支障をきたします。
    バックアップがない場合、復旧が非常に困難になります。

信用の失墜

ハッキングによってサイトが侵害されると、訪問者や顧客の信頼が大きく損なわれます。
特に以下のような状況が考えられますので、しっかりと頭に入れておきましょう。

  • 顧客の不安
    個人情報が漏洩した場合、顧客はそのサイトを利用することに不安を感じ、他の競合サイトに移ってしまう可能性があります。
  • ブランドイメージの低下
    企業やブランドの評判が悪化し、長期的な影響を及ぼすことがあります。
    特に、SNSや口コミでの情報拡散が早い現代では、一度のハッキング事件が大きなダメージを与えることがあります。

SEOへの悪影響

ハッキングされたサイトは、検索エンジンからの評価が下がることがあります。
具体的には、以下のような影響があると言われているのです。

  • 検索順位の低下
    ハッカーがマルウェアを埋め込んだり、スパムリンクを追加したりすると、Googleなどの検索エンジンはそのサイトを危険と見なすことがあります。
    これにより、検索結果での順位が下がり、トラフィックが減少します。
  • インデックスの削除
    ひどい場合、検索エンジンからサイトが完全に削除されることもあります。
    これにより、サイトへのアクセスがほぼ不可能になります。

経済的損失

ハッキングによる経済的影響は、非常に大きく、取り戻せないパターンがほとんどです。
以下のようなコストが発生します。

  • 復旧作業のコスト
    サイトを復旧させるためには、専門のセキュリティ業者に依頼する必要がある場合がありますが、取り戻すためには高額な費用がかかることがあります。
  • 売上の損失
    サイトがダウンしている間、顧客は商品を購入できず、売上が減少。
    特にオンラインショップの場合、この影響は直接的です。
  • 長期的な影響
    信頼を回復するためには時間がかかり、その間の売上が減少する可能性があります。

法的問題

個人情報が漏洩した場合、法的な問題が発生することがあります。
特に以下のようなリスクがあると言われているので、注意しておきましょう。

  • 罰金や訴訟
    GDPR(一般データ保護規則)などの法律に違反した場合、企業は重い罰金を科されることがあり、顧客からの訴訟リスクも考えられます。
  • コンプライアンスの問題
    法律に基づくデータ保護の義務を果たせなかった場合、企業の信頼性がさらに低下します。

サイトの機能不全

ハッキングによってサイトが正常に機能しなくなることがあります。
具体的には以下のような問題が発生し、思わぬ状況に追い込まれたりするでしょう。

  • ユーザーエクスペリエンスの低下
    サイトが遅くなったり、エラーメッセージが表示されたりすると、訪問者はストレスを感じ、サイトを離れてしまいます。
  • 機能の停止
    特定の機能が使えなくなることで、ユーザーが求める情報やサービスを提供できなくなります。

コノハサーバーのバックアップ機能について詳しく説明します。コノハサーバーは、データの安全性を確保するために、さまざまなバックアップ機能を提供しています。

コノハサーバーのバックアップ機能

ここでは、『ConoHa wing(以下、コノハサーバー)』を使ったバックアップ機能についてご紹介してきます。

コノハサーバーのバックアップ機能は、自動バックアップを簡単に設定できるため、手間をかけずに定期的にデータを保存し、万が一のトラブル時にも迅速に復元が可能です。

これにより、ビジネスの継続性を確保し、安心してサーバーを運用することができます。

さらに、ユーザーフレンドリーなコントロールパネルを通じて、バックアップの管理が簡単に行えるため、初心者でも安心して利用できます。

自動バックアップ機能

  • 概要
    コノハサーバーでは、自動バックアップ機能が提供されており、Webサイト、メール、データベースのデータを1日1回バックアップしますので、手動でバックアップを取る手間が省けます。
  • バックアップの保持期間
    過去14日分のバックアップデータが保存されており、必要に応じて復元が可能。

バックアップの管理

  • コントロールパネルからの操作
    ユーザーはコントロールパネルを通じて、自動バックアップの設定を有効または無効にすることができますので、バックアップの管理が柔軟に行えます。
  • 復元機能
    バックアップからの復元は簡単で、特定の日時のデータを選択して復元することができ、データの消失や誤操作による影響を最小限に抑えることができます。

バックアップの重要性

  • データ保護
    自動バックアップ機能を利用することで、データの消失や損傷から保護されます。
    特に、サーバーのトラブルや誤操作が発生した場合でも、迅速に元の状態に戻すことができます。
  • 安心感
    定期的なバックアップが行われることで、ユーザーは安心してサーバーを運用できるようになります。

具体的な利用方法

  • バックアップの確認
    コントロールパネルにログインし、バックアップのセクションで現在のバックアップの状態や過去のバックアップを確認できます。
  • 復元手順
    必要なバックアップを選択し、復元ボタンをクリックするだけで、簡単にデータを復元できます。

追加機能

  • 手動バックアップ
    自動バックアップに加えて、ユーザーは手動でバックアップを作成することも可能ですので、特定の重要なデータをさらに安全に保管できます。

コノハサーバーからバックアップ確認

それではコノハサーバーでのバックアップ方法を詳しく解説します。

自動バックアップの確認から、さらには復元手順まで、初心者でもわかりやすく説明しますので、これを参考にして、安心してウェブサイトを運営しましょう。

自動バックアップの設定手順

コノハサーバーの管理パネルにログイン。
ウェブブラウザを開き、コノハサーバーの公式サイトにアクセスします。
バックアップセクションに移動
『WING』→『サーバー管理』→『自動バックアップ』で確認することができます。

これで、自動バックアップが取れていることが確認できたので、安心しておきましょう。

手動バックアップの手順

次は、コノハサーバーが自動でバックアップをしてくれているのを、必要に応じて復元する方法をご紹介します。

コノハサーバーの管理パネルにログイン。
ウェブブラウザを開き、コノハサーバーの公式サイトにアクセスします。
バックアップセクションに移動
『WING』→『サーバー管理』→『自動バックアップ』で確認することができます。
『WEB』の項目から、バックアップしたい日にちを選択する。
選択後、『リストア』をタップして、しばらく待つ
バックアップに10分ほど待機する
しばらくすると、バックアップが完了する
データベースの復元
復元を行っても『データベース』は自動的には戻らないため、手動で復元したデータベースを選択する必要があります。

『データベース』そのものは、情報を整理して保存するためのシステムであり、例えば学校の生徒の情報や、オンラインショップの商品情報などを管理するために使われます。

「サイト管理」をクリックし、「データベース」を選択します。
復元したいデータベースの「ネームタグ」をクリックして、情報を展開します。
データベース名が日付付きで表示されていることを確認します。
もし日付が付いていない場合は、他のネームタグをクリックして確認します。
データベース名を確認したら、次に「wp-config.php」ファイルを編集します。
「ファイルマネージャー」から探し出してみましょう。
wp-config.phpの編集
自分のドメイン名のフォルダを探し、wp-config.phpファイルを見つけます。

「public_html」→「サイト名」→「サイト名」→「wp-config.php」という流れで探し出せば見つけることができます。
wp-config.phpファイルを右クリックし、「ファイル編集」を選択します。
ファイル内でDB_NAMEという行を探し、確認したデータベース名に書き換えます。
編集が終わったら、必ず「保存して閉じる」をクリック。
そして、サイトを表示させて正常に表示されていれば、復元が完了となります。

注意点

  • 手動でのデータベース選択
    自動バックアップを利用しても、データベースは自動的には戻りません。
    必ず手動で正しいデータベースを選択し、設定を行う必要があります。
  • サポートの利用
    もし手順に不安がある場合は、コノハのサポートに問い合わせてみましょう。

インシデント対応

万が一、セキュリティインシデントが発生した場合の対応策も考えておきましょう。

  • バックアップ
    定期的にデータをプラグインのバックアップをすることで、万が一のデータ損失に備えます。
  • インシデント対応計画
    セキュリティインシデントが発生した際の手順を事前に決めておくことで、迅速に対応できます。

コノハサーバーWordPress修復ガイド!ハッキング被害からの完全復活手順まとめ

セキュリティ対策と予防策は、現代のデジタル環境において不可欠になってきます。

サイバー攻撃やデータ漏洩の脅威が増大する中、これらの対策を講じることは、個人や組織の情報を守るための重要なステップ。

セキュリティ対策は、具体的な技術や手段を用いて外部からの攻撃を防ぐことに焦点を当てており、ファイアウォール、ウイルス対策ソフトウェア、暗号化技術などが含まれます。

一方で、予防策はリスクを未然に防ぐための行動や方針を指し、強力なパスワードの設定や定期的なシステムの更新、セキュリティ知識の蓄積などが大事になってきます。

情報セキュリティの意識を高め、最新の脅威に対する知識を持つことが、安心してデジタルライフを送るための鍵となります。

今後も継続的にセキュリティ対策を見直し、改善していきましょう。

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この記事を書いた人

よこやま良平

こんにちは!18年以上ITエンジニアとして活動してきた
よこやま良平です。

4歳~85歳まで、年間1,792人名以上の方に
パソコンやプログラミング講座を行ってきました。

また18冊以上の書籍を出版しており、連続で1位を獲得しました。
オンライン講座では200件以上のレビューを頂いており
評価は4.9/5.0と高評価を得ています。

その他これまでに3000以上のサービス・システム・サイトを作成。