Google広告、Facebook広告、Instagram広告、YouTube広告などで重要な指標の一つであり
広告だけでなくSEOでも使う指標です。
CTRについて詳しく解説します。
これを読めば、広告効果、広告コストの激減、コンバージョンアップにつながります。
後ほど詳しく解説しますが私の方で実地した2024年4月~5月の実際の改善例はこちら
目次
CTR(クリック率)とは
CTR=Click-Through Rate(クリックスルーレート)の略です。
CTR(クリック率)とは、ウェブマーケティングにおいて、
広告やリンクが表示された回数に対して、実際にクリックされた回数の割合を示す指標です。
SEOにおけるCTR(クリック率)が上がるとどうなるか?
トラフィック増加
CTRが高いほど、特定のキーワードやページに対するクリック数が増えます。これはサイトへの有機的なトラフィック増加につながります。
検索順位向上
高いCTRは、検索エンジンにとってそのページがユーザーにとって価値があることを示す信号となります。その結果、検索順位が向上する可能性があります。
ユーザーエンゲージメントの改善: CTRが高いページは、ユーザーが関心を持ってクリックしていることを意味します。これにより、ページ閲覧時間の増加や他のページへの移行率の改善など、ユーザーエンゲージメントが向上する可能性があります。
コンテンツ品質の評価
高いCTRは、検索結果がユーザーのニーズに合っていることやコンテンツの質が高いことを示す重要な要素です。検索エンジンはCTRを通じてコンテンツの評価に影響を与えることがあります。
コンバージョン率の向上
CTRが高い場合、そのページに訪れたユーザーがコンバージョン(購入、登録、お問い合わせなど)につながる可能性が高まります。そのため、CTRの向上はコンバージョン率の向上にもつながることがあります。
WEB広告におけるCTR(クリック率)が上がるとどうなるか?
トラフィック増加
CTRが高い広告は、より多くのユーザーが広告をクリックし、広告元のウェブサイトにアクセスします。これにより、ウェブサイトへのトラフィックが増加します。
広告コスト削減
CTRが高い広告は、同じ広告予算内でより多くのクリックを獲得できるため、広告効果を最大化することができます。つまり、クリックごとの広告費用(CPC)が低く抑えられる可能性があります。
収益増加
ウェブ広告が目的とする行動(商品購入、フォーム送信など)につながる場合、CTRが高い広告は収益を増加させる効果があります。高いCTRはコンバージョン率の向上にもつながります。
広告品質評価の向上
広告プラットフォームは、CTRを広告の品質やリーチ能力の指標として使用します。CTRが高い広告は、広告主にとって有益であると評価されやすく、広告ランキングの向上や広告表示の頻度増加に繋がることがあります。
ターゲット精度の向上
CTRが高い広告は、ターゲットユーザーに効果的にリーチしていることを示します。そのため、広告ターゲティングの精度向上や効果的な広告メッセージの配信に役立ちます。
CTR(クリック率)の計算方法は
CTR(%) = インプレッション数 ÷ クリック数 × 100
- クリック数:広告やリンクがクリックされた回数。
- インプレッション数:広告やリンクが表示された回数。
例えば、広告が100回表示されて、そのうち5回クリックされた場合、CTRは次のようになります
CTR=(1005)×100=5%
CTRが高いほど、表示された広告やリンクが多くクリックされていることを示し、広告の効果が高いと判断されます。
CTRは広告キャンペーンのパフォーマンスを評価する重要な指標の一つです。
CTRの業界平均値は
CTR(クリック率)の目指すべき値と平均値は、業界や広告プラットフォーム、広告の種類などによって異なりますが、一般的なガイドラインをいくつか紹介します。
平均値
- 検索広告(Google AdWordsなど): 平均CTRは約1.91%
- ディスプレイ広告: 平均CTRは約0.35%
とされています。
検索広告・CTR業界の平均値表
業界 | 平均CTR |
---|---|
Dating & Personals(デートとパーソナル) | 6.05% |
Automotive(自動車) | 4.00% |
Travel & Hospitality(旅行とホスピタリティ) | 4.68% |
Real Estate(不動産) | 3.71% |
Education(教育) | 3.78% |
Health & Medical(健康と医療) | 3.27% |
Consumer Services(消費者サービス) | 2.57% |
Legal Services(法律サービス) | 2.93% |
E-commerce(ネット販売) | 2.69% |
Industrial Services(産業サービス) | 2.61% |
Finance & Insurance(金融と保険) | 2.52% |
Employment Services(求人) | 2.42% |
B2B(ビジネス間取引) | 2.41% |
Technology(テクノロジー) | 2.09% |
Apparel & Fashion(アパレル&ファッション) | 1.24% |
ディスプレイ広告のCTRは含んでいません。
ディスプレイ広告の平均CTR1.08%~0.39%前後です。
- Education(教育)3.78%
- E-commerce(ネット販売)2.69%
- Employment Services(求人)2.42%
- B2B(ビジネス間取引)2.41%
- Technology(テクノロジー)2.09%
ディスプレイ広告・CTR業界の平均値表
業界 | 平均CTR |
---|---|
不動産 | 1.08% |
デートとパーソナル | 0.72% |
自動車 | 0.60% |
アドボカシー | 0.59% |
求人 | 0.59% |
健康と医療 | 0.59% |
法律 | 0.59% |
金融と保険 | 0.52% |
教育 | 0.53% |
ネット販売 | 0.51% |
消費者サービス | 0.51% |
産業サービス | 0.50% |
ホームグッズ | 0.49% |
旅行とホスピタリティ | 0.47% |
B2B(ビジネス間取引) | 0.46% |
テクノロジー | 0.39% |
検索広告のCTRは含んでいません。
参照元データ:https://www.wordstream.com/
- 教育 0.53%
- ネット販売 0.51%
- ビジネス間取引 0.46%
- 求人 0.59%
CTRを改善するタイトルや広告の作り方
Google広告に出稿した際に行った改善を掲載します。
実際に2024年4月に初出稿し改善した結果
業界平均では2.41%のところを7.25%と 約3倍の改善を行った。
- CTRは7.25%と3.01倍に改善
- この月最大広告の費用対効果(ROAS)は1708.92%と実に17倍になった
ROASを簡単に説明すると、1万円広告に使ったら17万円の利益になったと言うことです。
5月に出稿し改善した結果
業界平均では2.41%のところを5.07%と 約2.1倍の改善を行った。
またCTRは 8倍に改善!
- CTRは5.07%と 2.1倍に改善
- CTRは8.0%と8倍に改善
- この月の最大値広告の費用対効果(ROAS)は1532.87%と実に15倍になった
ROASを簡単に説明すると、10万円広告に使ったら150万円の利益になったと言うことです。
CTR(クリック率)を改善するために必要なことは
CTRやCVRを上げるために必要なポイントは
- ユーザーが望む適切なキーワードで検索されているか?
- ユーザーが望むキーワードとLP(ランディングページ)が合っているか?
- 広告タイトルをしっかり作成しているか?
1つの作成で終わってないか? - 広告説明文をしっかり作成しているか?
1つの作成で終わってないか? - 除外キーワードは設定しているか?
この5つを見直すだけでも大きく改善できます。